2024年10月28日月曜日

マスゲーム鑑賞 北朝鮮ツアー旅行記 <2002年>その1

元は2002年に自分のサイト上で公開したものであり、現代では不適切な表現が含まれますが、当時の表現と時代背景を尊重し、基本的にそのまま掲載いたします。

「大マスゲーム&芸術公演アリラン鑑賞 平壌・妙高山・開城(含板門店) 5日間」
料金はアリラン鑑賞(3等)込みで20万円以下(この値段は猪木が開催した平和の祭典以来との事)。

ツアー行程は以下の通り(予定との変更箇所はあらかじめ直してます)。

2002.4.26
(金)
羽田-(ANA)-関空-(VLK)-ウラジオストック-平壌市内<夕食>(羊角島ホテル泊)
.27(土)<朝食>平壌市内観光、サーカス<昼食(平壌冷麺)> - 妙高山<夕食>(香山ホテル泊)
.28(日)<朝食>普賢寺・国際親善博物館<昼食>-万景台学生少年宮殿 <夕食>平壌市内散策(羊角島ホテル泊)
.29(月)<朝食>平壌-板門店-開城 <昼食>-平壌<夕食>アリラン祭(羊角島ホテル泊)
.30(火)<朝食>平壌-(VLK)-ウラジオストック- 関空-(ラピータ)-なんば-(地下鉄)-新大阪-(ひかり)-新横浜

1.平壌空港へ

事前情報より現地通貨へ交換不可、円は使えるがお釣りの保証がないため、日本円(紙幣)→日本円(小銭)へ。100円、50円、10円それぞれ50枚ずつずっしりと両替。

仕事で完徹のまま羽田へ。一応H先輩と同じ飛行機のはずだがお互い自由人なので別々にチェックインし関空へ。

関空でH先輩と合流。指定された場所に行くと何故かアシアナ航空のカウンターが。しかし日程表を持った方々が結構いてアシアナ航空のカウンターに直接訪ねている(^^;方もいたので問題ないだろう。

やがて集合があった。この日だけで全旅行会社で100人くらいいる。私が申し込んだ旅行会社は2つのグループとなるようである。

一緒に参加しているを見る限り、ヨーロッパかどっかに行くような感じの方々ばかりである。
やはり「マスゲーム」の一言で一気に朝鮮半島 or 社会主義 or 僻地ヲタ→大衆化したようである。各グループには添乗員さんが1,2名つく。この添乗員さんがいるのといないのでは大違い

というのは、現地ガイド(=案内員)はガイドさんとしてはすばらしいが、やはりあちらの人。あちらの「公表」は忠実に守る。添乗員さんは当然日本に住んでいる方なのである程度こちらの常識で答えてくれる。


国内の大手旅行会社だと高くなり座席も悪くなるので直営がおすすめ


まずはウラジオストックへ。ウラジオストック航空へ乗る。H先輩とは全く別の席。本来なら名古屋-平壌の高麗航空直行便で行けるはずだが、国際民間航空機関の騒音基準が今年4月に完全適用され、それにクリアできなかったそうだ。 

ちなみにウラジオストック航空で使われている機種も同じツボレフ154のはずなのだが?

寝ぼけ眼のまま乗ると狭い機内に特大のロシアンスチュワーデス!はいいのだが、席狭すぎ、荷物入らん、冷房利かない、リクライニングしたまま(壊れてる)。あいごー。

隣りに添乗員さんが乗ったのでいろいろ聞いてみた。在日の多くの人は「新潟-元山」の船便で行くらしい。この船は在日の方が10万円ずつ出し合って買ったそうで、在日の方専用である。

ウラジオストック空港到着。どこかのサイトで読んだ通り待合室にはサムソンのテレビ以外なにもない。一時期は売店を作ったそうだが、ドル払いのみの為日本人が買えずすぐ消えたそうである。

いよいよ平壌へ。引き続き同じ飛行機。初めは同じ席に座れといわれたが、何かの手違いで自由席に。前の方に座ると冷房も利いていて何故か荷物もすっぽり入った。

カメラや双眼鏡の持ち込みは申告

小一時間程過ぎいよいよ到着。窓から外を見ると家らしきものはところどころ見えるが、舗装された道路がほとんど見られない。所々林の中が山火事のように燃えている箇所があるのが異様である。ついに着陸。ローカル空港にしか見えない。滑走路のちょっと横は既に空港外になっており、一般人が歩いている。とりあえず窓から有名な空港の写真をとった瞬間明かりが消えた。

とっさに窓の外を見ると6人程度の保安官らしきのがすごい形相で乗り込んでくる。そして、スチュワーデスや添乗員と口論を始めだした。実際、この時はやっぱ大変な国にきてしまった。と感じたが逆にいうとこの時だけだった。

この写真を撮った瞬間、飛行機内の電気が消され、逆に空港がライトアップされた(笑


しばらくして許可が下りる。点呼を受け一人ずつビザを渡す。ちなみに私が呼ばれた時、イェー※3 と答えたら、小声でスイマセンと言ってた。
それでも肝心の審査は普通の空港で出国時に通す金属検知器にかけるだけだった。
今思えば添乗員さん携帯電話持ってたな…。これなら韓国ウォンとか持ってくればよかった(^^;
ところでH先輩であるが、この状況でも「(小声で)有本恵子を返せ!ハハハ」と陽気でした。

※3 朝鮮語でハイの意、ネーより柔らかく一般的。


2.羊角島国際ホテル

なんだかんだでバスに乗りいよいよ出発。どうみても日本のバス、しかも右ハンドル左出入口(北朝鮮は右側通行)で不思議に思ったが、ある地方から参加した方の話によると、正に地元のバスそのものとの事。街中にでると走る車の大部分が日本仕様の日本車で年式も日本で走っているのと変わらない。さて、バスは空港から市中心部へ。ライトアップされたスローガン、おなじみのモニュメント、そして凱旋門。まるで映画の世界!イイ! !!

それにしてもH先輩は隣りでこれ以下はないくらい北朝鮮を誹謗する事を平気でしゃべりながらニコニコしている。前の席には在日の方が座っているのに何がやりたいのかわからない。 私にしか聞こえてないとでも思ってるのだろうか。

いよいよ最初の目的地。 ホテルへ行く前にいかにも観光客用の感じの店で夕食。トイレが非常に個性的だった。他の国ではまずやらないと思うが、予想通りみなさん食事を写真やビデオで撮っていました。そういう私もチョゴリを着た店員さんと記念撮影。

素敵な店員さん

食事は有り余る程あり、野菜、卵等の鮮度が命のものもある。一応賞味期限の書いてあるものは調べてみたが大丈夫。ビールはどの店でも量質ばらばらの地元ビール(まずい)と、青島ビールは豊富なようだった。やはりアリラン祭という事で特別なのか、なんなのかよくわからないが、事前に調査した情報とは全く違い快適である。
なお、食事中に南軍が攻めてきたような爆発音が聞こえたが、金正日同士がアリラン祭の点検をしてたそうだ。

羊角島国際ホテルに到着。ロビーの横には「日帝が共和国を犯した歴史」と「米帝、南朝鮮傀儡が共和国を犯した歴史」について写真入りの解説があった ※4。もちろん最上部には首領様(金日成主席)の大きな写真と説明がある。ホテルは停電なもなくごく普通。翌日泊まった妙香山もそうだったが、なぜか便器の横に電話が取り付けられていた。

こんなものがあるんだよね

※4 平壌空港の2Fにもある。
最上階が展望レストランになってるそうなので行ってみたが開いてなかった(翌日以降は朝食で何度も足運ぶ事になった)。そして、この国では地下だろうが最下の階が1Fらしく、ここではロビーのある階が2Fである。2Fには本屋と雑貨屋。

寝る時の服がなかった為、雑貨屋で絶対ないと言われていたパジャマを買った。この店もそうだが、地元ならではの特産品を除き、まず中国経由か直輸入の日本製品である。ホテルのエレベータも日本製だったし自国品率が非常に高い韓国と対照的である。


1Fはカジノ、カラオケ、サウナ、マッサージ等あったが、事前情報通りここだけは中華圏。噂の澳門資本の高級サウナ「エジプト」もある。
実は3日目の夜にH先輩が「エジプト」に行って見たらスペシャルコースをいきなり勧められ132US$との事。但し1ドル=160円(ツアー中のレートは1ドル=130円だった)なので折り合いがつかず。4日目の夜に私が行った時は別店員になっており、スペシャルコースはないといわれた(関連は知らんが、折り合いがつかなかった時にH先輩が「日本人の客が一人も来ねえようにしてやるからな」と怒鳴りつけたそうである)。

テレビをつけると日本でも観た事がある有名なおばさんがニュースを昂揚した口調で話していた。

添乗員さんの話によると北朝鮮のTV局は「平壌放送、開城放送、万景台放送」の3局あり、中でも万景台放送はラディカルで米大リーグの珍プレー好プレーとかも放送するそうだ(未確認)。ホテルからは1chしか映らないので聞いてみると「時間によって放送局を分けている」との話だった。

テレビは HITACHI FUJIAN 製

ということでホテルでおとなしくデジカメの充電でもして寝る事にする。事前調査通り、ホテル内は最近の韓国と同じタイプの電源プラグで、廊下は従来の日本と同じタイプの電源プラグ(韓国とほぼ同じような移行をしてるようです)。ちゃんと充電器の他にトランスを持ってきたので問題なしと、あれ、アイゴー!
充電器とトランスを持ってきたが充電器に直接つなぐコードを忘れてきた。そんな物売っているはずがない。幸い乾電池の代用も不可能ではないし…


マスゲーム鑑賞 北朝鮮ツアー旅行記 <2002年>その1

元は2002年に自分のサイト上で公開したものであり、現代では不適切な表現が含まれますが、当時の表現と時代背景を尊重し、基本的にそのまま掲載いたします。 「大マスゲーム&芸術公演アリラン鑑賞 平壌・妙高山・開城(含板門店) 5日間」 料金はアリラン鑑賞(3等)込みで20万円以...