2024年9月26日木曜日

20世紀の板門店旅行(18きっぷ・JRビートル・韓国夜行寝台)1

1997-98の年末・年始、横浜から陸路・船路を使って韓国へいった記録です。

韓国はIMF危機といわれていたころで、新幹線(KTX)開通前です。

以降の時間軸は基本的に1997年です。

 

●計画編

1.釜山までの交通手段の決定

 

1.1 青春18きっぷの利用

現在、韓国へ船で行くには、下関港か博多港へ行かなければならない。福岡空港まで飛行機で行くくらいなら、韓国へ直接いったほうがずっと安いし、意味がない。当然、陸路である。

始めにひらめいたのが 日韓共同きっぷの利用である。この切符は、新幹線と韓国超特急セマウル号を用い、ソウルなどへ行く割引きっぷで日本と韓国の間は船か飛行機(博多-釜山)を使用する。バラで購入するよりかなり安い。しかし、欠点が多い。

(欠点1)格安航空券で往復するよりもかなり高額になる。

(欠点2)旅程を楽しむ旅にもかかわらず、途中下車ができない。

(欠点3)なにより、乗る事のできる列車が特定される。これでは、パックツアーである。

 

次に考えたのが、夜行バスの使用だが、やはり格安航空券価格に比べると割安にはならない。

そこで、ひらめいたのが青春18きっぷの利用である。

青春18きっぷとはJRの乗車券だけで乗れる列車※2(普通・快速)に乗り放題することができる切符である。

1枚で5日分(連続してなくてよい)で11500円、途中下車自由。

※2 指定席は指定券を買えば乗ることができます。

発売期間は

冬は12/1~1/10使用期間は12/10から1/20。

春は2/20~3/31使用期間は3/1から4/10。

夏は 7/1~8/31使用期間は 7/20から9/10。

つまり、お盆、年末・年始に使えるのです。これを使えば国際船ターミナルまで11500円という価格で往復でき、途中下車できるので、ついでに国内旅行も楽しめる(しかも、余った分で小旅行可能)。これに決定。

それにしても、横浜-成田空港をリムジンバスで往復し空港使用料を払えば、それだけで10,000円近くかかるし、成田エクスプレス使ったら、ほぼ同額である。この時点で価格的に飛行機に負けることはないということは証明された。

 

1.2 夜行快速の利用

普通列車や快速で九州あたりまで行くのは大変である。しかし、お盆、年末・年始は青春18きっぷ利用に加え、臨時夜行快速が運転されるので、途中宿泊せずに国際船ターミナルまで行けます。使えそうな夜行快速は次の通り。

(1)ふるさとライナー(ムーンライト)ながら※3

   東京-大垣 下関や博多には夕方つける

(2)ふるさとライナー(ムーンライト)九州※3

   京都-博多(7:27着) 東京を昼過ぎ出発すれば乗れる

この他に伝統的な大垣行き普通列車もあります。(1)との違いは車両が鈍行してるのと、全区間自由席だという点で、時間的には変わりません。

※3 年末・年始はふるさとライナー、他はムーンライトという名を使うみたいだ。

 

1.3 ビートル二世号の利用

日本から韓国へ行く船は以下の通りです。

(1) 関釜フェリー

 下関港18:00 → 釜山港 8:30 ¥9,100(2等B ターミナル使用料込み)

(2) カメリアライン(フェリー)

 博多港17:00(19:00) → 釜山港 8:40 ¥9,000

(3) ビートル2世(高速船)

 博多港10:00 → 釜山港12:55 ¥11,500

(1),(2) は出発の90分前までに乗船手続きが必要で、大垣まで夜行で行き、そこからたどり着くのは不可能。ふるさとライナー九州を使う場合、(1)(2)は暇を持て余しすぎる。

ということで、ふるさとライナー九州+ビートル2世に決定。※4

 

※4 あとでわかったことだが、基本的に年末・年始は(3)のみ就航

ここで、気づいていただきたいのが、もし、新幹線で行く場合、(3)を利用するには博多で一泊しなければならない。つまり、東京方面から利用する場合は、各停乗り継ぎの方がかしこいのだ。

 

で、決めたコースは次の通り

横浜 13:05( 快速アクティー)熱海(各停)静岡(各停)浜松(快速)米原(新快速)京都(ふるさとライナー九州)博多(西鉄バス)博多港(ビートル2世)釜山港 12:55
ビートル2世の船会社は『JR九州』

 

2.板門店までの交通手段の決定

 

残念ながら板門店にはフリーで行けない。ここは軍事施設なので当然なんだが。

よって現地ツアーで行く。日本語観光をやっている大韓旅行社(KTB)へ申し込むのが常套だろう※5。

これは、ソウル出発なのでソウルまで行かなければならない。

阿佐ヶ谷の三中堂(03-5378-0251)で韓国時刻表を購入。

見ると、釜山駅から鉄道か釜山高速バスターミナルからバスを利用することができる※6。

これもピンからキリまである。

※5 土日・韓国公休日などはやってないのでご注意を

※6 もちろん飛行機という手もある。空港税込みで 40000ウォン程度

 

鉄道※7(特室・寝台利用の場合は別料金が必要)

(1)セマウル号利用

 4時間30分以内 普通車 平日 23100ウォン 土日祭日 28300ウォン

(2)ムグンファ号利用

 5時間程度 16700ウォン

(3)トンイル号利用

 5時間30分程度 11600ウォン(1日2本しかない)

釜山港から徒歩5分の地下鉄中央洞駅から1駅で釜山駅へ行ける。

※7 京釜線経由。他に中央線経由でソウル市内の清涼里駅まで7時間30分で行く夜行ムグンファが1本ある。

 

高速バス

豪華シートの優等バス(20,100ウォン)と普通バス(13,500ウォン)がある。10分~20分おきで所要時間5時間20分。

釜山高速バスターミナルへは地下鉄東莢駅から徒歩15分くらいで行けるといえば行ける。

 

時間を有効利用したかったので、釜山-ソウルは夜行寝台にすることに決定。

寝台(チムデ)のついている列車はムグンファかトンイルの夜行のみ。

(2)ムグンファ号利用

 釜山23:30−ソウル 4:44(上段 +22,300ウォン 下段 +30,100ウォン)

(3)トンイル号利用

 釜山22:20−ソウル 4:08(上段 +15,000ウォン 下段 +20,400ウォン)

当時は個室寝台が例外的な時代でしたので、開放式寝台です。

 

3.きっぷ購入

青春18きっぷ 行くときに買う
日本国内鉄道 ふるさとライナー九州は自由席もあるが、座れなきゃやなので指定券(¥510)を買う
ビートル二世号 往復だと、帰りが1割引になるので、往復で買おう
韓国内鉄道 日本で申し込むと金かかりそうなので、現地で申し込む。寝台とれなきゃ、そん時考える。
板門店ツアー 観光ガイドを見ると人気があるので早めに申し込め、と書いてある。東京支店で申し込むことに決定。

 

4.宿泊

年末に行くのに新年のカウントダウン前に帰る手はない。とりあえず、ソウルで迎える事にする。

そこで、宿泊する場所が必要だが、基本的に現地行ってからで問題ない。しかし、経験上ホテル探しは結構時間がかかるので、今回は決めておく。

ホテルは日本とほぼ同等価格で面白みもない。いろいろ調べた結果、ソウルのユースホステルは一泊 10,000ウォン(1000円以下)でプール施設などもあり、リゾートホテル並みだそうだ。とりあえず、そこを予約しとく。

 

そうこうして決めた予定は以下の通り

1997

12/28(日)

横浜<昼食>-京都<夕食>-(車内泊)-博多
12/29(月) 博多<朝食>-(ビートル二世)-釜山 釜山市内観光<昼食・夕食> 釜山-(車内泊)-ソウル
12/30(火) <朝食>板門店ツアー<昼食>ソウル市内観光<夕食>(ユースホステル泊)
12/31(水) ソウル市内観光&NEW YEAR COUNT DOWN<朝食・昼食・夕食>(ユースホステル泊)

1998

1/ 1(木)

ソウル<朝食>-(高速バス)-釜山<昼食>-(ビートル二世)-博多 太宰府天満宮で初詣<夕食> 博多-(車内泊)-京都
1/2(金) 京都<朝食>-横浜

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