2024年10月28日月曜日

マスゲーム鑑賞 北朝鮮ツアー旅行記<2002年>その2

🙏その1から読んでください

●平壌観光当日(2日目)

今日は市内観光中心。メニューは万景台、万寿台(超特大金日成像)、地下鉄(復興駅-栄光駅)、凱旋門、思想塔。各地に必ずチョゴリを着たお姉さんがいて丁寧にご教示頂けます。他ブログでも紹介されている内容のため割愛します。

ニュースステーションに提供した画像

街中だが、昨日の夜は9時頃なのに閑散としてたが、日中はまあ多い。人民服に人民帽(作業着らしい)。もちろん胸には金日成主席バッチ(バッチと言ってはいけないらしいが、何ていうか忘れた)。正にここは中国の地方都市です。といったら信じてしまうだろう光景である。
うちらのバスが通るとみんなこっちを見てニコニコ笑う。事前調査では平壌市ではそのような事はないはずなのだが、やはり「アリラン祭」の為にそういう通達がでているのだろうか。どこでもそうだが、子供でも大人でも喜んで一緒に写真を撮ってくれる。

中国あたりにもありそうな街並


社会主義というのは国毎1つの会社になったと考えるとサラリーマンの私には分かりやすい。そういえば以前某大企業の某巨大工場へ行った時の雰囲気そのものである。これだけ人々の規律がよければ、ちゃんとした方向で生産すれば…といえなくもない。

噂にきくよりは車が多く、凱旋門を通る車も新しい日本車かベンツで想像とは全く違った。他に印象的だった事は女性がほぼ例外なく綺麗である。韓国の方とは異なる顔立ち。

ガイド(安全員)さんは2人いる。1人はベテランのYさん※5、もう1人は平壌外国語大学日本語科を経て、今回初参加の見習いKさん (27歳)※5。昼食の時に添乗員さんとKさんと一緒に昼食をとった。

昼食は平壌冷麺。韓国の冷麺は透明っぽいが、こちらのは灰色をしている。本場のこちらはハサミで切らないとの事だが、正直いって切って頂いた方がいいです^^

この時Kさんに「朝鮮では日本の侵略の歴史とか教えてますよね。何でそんな国の言葉なんて学ぼうと思ったのですか?」と質問してみた。さすがにバツが悪かったかな、と思い、添乗員さんに、いつか地方を鉄道旅行したいので朝鮮の路線図や時刻表がないかと訪ねた所、今日は妙香山泊なので明日Kさんと一緒に平壌駅に行ったら、という話になり歩いていくことが内定した。

以後Kさんとは長いつきあいになる。

※5 人名はアルファベット1文字表示とします。なおこのアルファベットはランダムに決めただけで、本人のイニシャルでも何でもありません。

その後、おみやげ店へ。普通の国なら「うぜ~え」となるが、自由行動が認められないこの国では大拍手。女性はチマチョゴリ(13000円)を買っていたが、男性が日本に戻ってから用いてみたいような品はないといってよく、やはりポスター、切手など他の地ではまず避けるグッズに人気が集中した。

事前調査でヤフオクでも大して売れない事がわかっていた^^;ので衝動買いは止め、H先輩を捜すといない。しばらく探していると店の外から現れ「あそこでアイスクリーム売ってるぜ、行こう」と自由行動に誘う。

私も自由行動は嫌いじゃなかったので、歩いていくとKさんに呼び止められた。

例えば凱旋門の脇にこのような地下道があったりして、自由に散策したい

K「どこへいくのですか」
私「アイスクリームが売ってたのであれだけ買おうかなあ~っと」
K「じゃあ一緒に行きましょう」
 …アイスは何故かコーンしかなかった
K 「売り切れですね。戻りましょう。」
 …戻ったがやる事もないのでK安全員とタバコをふかしながら一緒に話し込む。
私「Kさんはサッカーは好きですか」
K「あまり見ませんね」
私「今年のワールドカップはどうですか」
K「情報がないね
私「今年は日本でやるんですよ」
K(しばらくして)「そうなんですか」
H先輩「この張り紙のチュチェ91って何ですか」
K「これは偉大なる首領金日成主席がお生まれになった…」
H先輩「あ、元号ね。」
私「フーン、台湾の元号と同じ年ですよね」※6


※6 とはいっても北朝鮮の場合、元号が制定されたのが1999年。にも関わらず観光地の石碑を初めとするあらゆる年が入っている物は元号併記で書き改められていた。

とりとめのない話は続き、H先輩とも一緒に壁に貼ってある張り紙のハングルを読んでいる内に集合時刻となった。

金日成主席の生誕日が4/25なので各地で4・25記念と書かれたスローガンを見た


市内観光の後はサーカスへ。
ツアー客の我々には良い席が用意されていたが、地元の観客も多数訪れていた。
ピエロ役の2人が、その地元の観客をステージを連れてきて一緒に簡単なプレイをやるのが面白かった。

地元の観客のノリもよく、特に生徒を引率してきた学校の先生はリアクション最強。
何故か手品が始まる。H先輩があれって指さした方向を見ると、なんと。サーカスで流れていた音楽は生演奏だった。

サーカス場を後にする時、平壌以外から来た、窓もつぎはぎだらけのボロボロのバスが数台泊まっており、たくさん人が乗り込んでいた。

奥にサーカスの演奏をしている人達。なお左で登っている女性は空中ブランコに失敗して登っている^^;
 
帰りに停まっていた地方からのバス。我々に元気に手を振ってくれた。

一行は次の目的地である北朝鮮の軽井沢、妙香山へ。平壌市を超えると幹線道路以外舗装なしの世界に変わった。

道路標識を見ると(30)と書いてあるが、その横に小さく t(㌧)と書いてある。この国では制限速度というのはまだないようである。

ちなみに滞在中横断歩道を1回だけ見た。その付近の人はちゃんと横断歩道を渡っていたが、横断歩道の意味を持っているのかは謎である。

農作牛がたくさん見える。添乗員さんに聞いた所、経済制裁等で燃料事情が悪いのでそうせざるを得ないとの事。

吊り物?

香山ホテルというあの世界遺産柳京ホテル をミニチュア化したようなホテルに宿泊。H先輩によると有名な所だそうだ。食事後は最上階のレストランで酒を飲む。カウンタで赤ジャージの青年達がバーテン?のお姉さんと話している。
私達が注文すると、その赤ジャージが(頼んでもないのに)「つまみは何にしますか?」と何故かお姉さんに代わって通訳してくる。前述した船で来た在日の方らしい(大学生らしい)。お姉さん達も日本語ができる赤ジャージ(さん)達を頼りにしているようである。

そういうとなかなかの商売上手に聞こえるが、このお姉さん達、ビールとか入れてもらった時「こまおよ(ありがとね)」とでもいうと、にっこり笑い声で「こますみだぁ。」といってくれるし、「ふぁじょんしる ※7おでぃいみか(トイレ何処ですか)。」と聞くと、親切にそばまで付き添ってくれる。一緒に記念撮影もOK。カラオケバーでもないのに、サービス精神も抜群。

それにしてもここの焼酎はキツい。翌日添乗員さんによると地元の人に人気のある酒はアルコール50度とか。

 ※7 韓国風に ふぁじょんしる(化粧室)といったが、在日の方によると、北朝鮮では漢語式に ちゅくそ(厠所) というそうである。

H先輩と香山ホテルのお姉さん

マスゲーム鑑賞 北朝鮮ツアー旅行記 <2002年>その1

元は2002年に自分のサイト上で公開したものであり、現代では不適切な表現が含まれますが、当時の表現と時代背景を尊重し、基本的にそのまま掲載いたします。 「大マスゲーム&芸術公演アリラン鑑賞 平壌・妙高山・開城(含板門店) 5日間」 料金はアリラン鑑賞(3等)込みで20万円以...