●妙香山観光当日(3日目)
昨日の酒で少し気分が悪いが、今日は妙香山見学。まずは普賢寺へ。寺は綺麗に整備されてて、描かれている絵もポップ。
K安全員が寄ってきたので「朝鮮では仏教信者はどこくらいいるのですか。」と聞くと、
「いません。これは歴史遺跡としてあるだけです。」
※8 普賢寺は韓国と同じ曹渓宗みたい
続いて、国際親善博物館へ。ここは金日成首領・正日同士が諸外国から戴いた品を公開している。壁が非常に高く、床や壁が全て大理石でできている。フラッシュによる変色を避ける為、写真撮影は禁止。床が汚れるのを防ぐ為、靴に布を被せて歩く。
ここをはなからバカにする人はよくいるが、この国を1つの会社と見た場合、お客様から頂いたものを大切に保管する姿勢はすばらしいの一言につきる。
代表者が手袋着用の上、特大扉を体重を込めて開ける。中には巨大な首領様が…前言取り消します。
実際に行って分かった事だが、金日成首領館、正日同士館に分かれている。どちらもまず巨大像に挨拶をしてから、中にある様々な部屋(全部見ると1年以上かかるらしい)の一部を見る。
実際に行ってみないとわからないとは思うが、これがなかなかバラエティにとんでいて面白い。これがちゃっちいという人は、じゃあちゃっちくない物を見せろ、と小一時間問いつめたい。
正日同士館にはテリー伊藤のお笑い北朝鮮でおなじみ?のナイジェリアからのわにの剥製は無くなってた。代わりに目を引いたのが韓国からの贈り物。ヒュンダイの車や何故かG3マックが飾られていた。
北朝鮮に来て意外と思った事のひとつに、日成首領肖像や銅像はありとあらゆる場所で拝見するが、正日同士に関しては地下鉄や建物の中に日成首領と一緒に肖像画が飾られているくらい。それ以外であるのはこの国際親善博物館の銅像くらいではないだろうか。
時間の都合でトレッキングは中止。 帰りのバスでは今晩平壌駅へ行く事もあり、鉄道に注目した。K安全員に駅に行ってよいかと聞いたら快諾で返ってきたのである。
ピョンヤンへ戻り、万景台学生少年宮殿へ(予定外!)。行く先全てチョゴリを来たお姉さんが案内しますが、ここは 女学生です。フーンと思い中へ入るとキタ---、我々が入る度、機械のように子供達が練習のフリをする異常光景である。
カメラが壊れたショックとこの異常な光景が重なった事もあり思わずK安全員に突っ込んで聞いてみた。
私「これは発表をしているのですか。」
K「はい。 いや、練習をしているのです。」
私「何故、練習している所を観光客に公開しているのですか。発表だったらまだわかりますが。」
K「みんなこうやって練習するんです。」
私「Kさんもこうやって観光客に写真撮られながら勉強していたのですか。」
K「いや僕はここにはきてません」
私「じゃあ何でここの生徒だけ観光客に写真撮られながら勉強しなければならないのですか。」
K「ここの人は…自由で来ているのです。」
私「ああ部活動ですか。」
K「そうです。好きでやってるのです。毎日学校が3時に終わってそれから来るのです。」
私「今日は日曜日ですが。」
K「日曜日も来るのです。」
安全員にこれ以上突っ込んでもしょうがないが、かなり突っ込んだ事もあって、K安全員が気にしてくれたようで、最後に30分程度の演唱会(これは発表)を見た後
K「今の合唱はどうでしたか。」と質問してきた。
私「演唱会は素晴らしかったです。しかし、あの練習は誤解されるので止めた方がいいです。」
K「そうですか。」
この時は悪い事したかな、と思いつつも「誤解」をどのように受け止めてくれたかな、とも感じてしまった。
ホテルへ戻る。帰りのバスでツアーのみんなは20時30分に高麗ホテルとその前の繁華街辺りに行く事に決まったが、K安全員と約束してた私達は平壌駅へ行かざるを得ない。つもりだったが、今日の午前中は約束していたKが急に手のひらを返す。大体わかっていたが、この人はその場凌ぎの空約束だけで有言実行しないタイプだ。
文句を言うと、K「バスに乗って下さい。みんなで行きましょう。」とりあえずツアーの一行で高麗ホテルとその前の繁華街に立ち寄るので、それに乗れということらしい。
まあ高麗ホテルと平壌駅は近いので大丈夫だろう。
そして高麗ホテル前へ。一応、繁華街らしい電線や電飾がされ、電灯にラメが塗ってある。数件の飲み屋、カラオケ、そして宝くじ売り場のような出店と屋台があった。ここでホテルへ行く人、カラオケへ行く人等別れた。
正直にいうと壊れたデジカメを直す為、精密ドライバーが欲しいので高麗ホテルへ行きたい。もちろんドライバーがあっても直る保証はないが、分解しなきゃ話にならない。
ちなみに羊角島ホテルにはなかった。しかし約束は守らせないと。
私「じゃあ、平壌駅へ行こう。」
K「ダメです。行けません。」
私「なんで。」
K「Y先輩がダメだというのです。僕はガイド初めてなんです。」
私「何でたかだか駅に行けないんですか。」
K「先輩のいう事は聞かないといけないです。特に僕は初めてなので心象悪くする訳にはいかないのです。
あなたも先輩のいう事は聞くでしょ。」
私「カメラ壊れたんでドライバー探します。」
K「はい、プラスドライバーでしたっけ。こっちにあります。」
…1Fが商店のはずだが、H先輩共々2Fへ連れていかれる。
K「ここです。」
私「本屋ですよね、ここ。しかも閉まってますよね。」
K「本屋にドライバーないですね。」
私「だから…あるとしたら1Fの商店にあるんじゃないの。」
下の商店に行くと、羊角島ホテルの店よりずっと大きいし物もある。FUJIの使い捨てカメラが売っている。とりあえずないよりマシなので買う。
そして、日本の100円ショップで売ってるドライバーセットがガラスケースに飾られているのを発見した。幸いこれには小さいサイズがある。ありがとう、日本の100円ショップ。
ちなみにウォンかドルを基準にする為、円で買うと必ずといっていい程、店員がレート計算で間違い、文句をいってやっとまともに買える。パックントンに両替できない場合、ドルを持っていった方が楽である。但し日本人観光客しかいない場合は釣りはないと思う。
外へでて出店でアイスを食べようと思うと、またアイスは売り切れとの事。もっと別の屋台街はないのかと聞いたら平壌体育館近辺にあり、ここより大きいそうだ。
H先輩「じゃあ、そこの屋台へ行こう。」
K「では、もうすぐ終了時間なんで、みんなで行きましょう。」
私「というか、また勝手に決めていいの。また、Y先輩に怒られるよ。」
K「(笑いながら)そうですね。聞いてみますよ。」
H先輩「ところでその終了時間だけど誰も来ないよ。確か半分くらい降りた後に集合時間伝えてたけど大丈夫?」
…確かに降りた直後、店に入った人、屋台に行った人、ホテル内にいった人がいたとは思うが、現時点で全部に添乗員や安全員がついている状態には見られない。
K「でも大丈夫でしょう。」
H先輩&私「日本は自由の国なの、あなたの国ではそうかもしれんが、一度バラバラに行動した観光客がいちいちすぐ戻ってくるはずないじゃない。」
K安全員はまたもやパニくっていたが、添乗員さんは全部押さえていたので、何のトラブルもなかった。
その後、添乗員さんに話した結果、我々だけで平壌体育館前の屋台へ行ける事に決まった。
歩いても10分くらいの所へタクシーで200円。タクシーに待ってもらうと課金されるとの事なので帰りは高麗ホテルまでは歩く事にした。
店はファーストフードから日用品、輸入タバコや靴(日用雑貨の上に1足置いてあった)まであり、この国ではないと思った"アジア"を味わった。
22時を過ぎている為、閉まっている所もあるが50店はある。一通り見終わった後、K安全員とある屋台で適当に頼む。
あるテーブルに着くと、すでに地元客が二人座っている。そのうちの一人が自分のグラスを差し出してきたので、丁重にお断りした。
つまみをたくさん頼んだので今度はこちらから地元客にも勧めたが、丁重にお断りされた。
そこでKさんと世間話をすると終始こんな感じとなった。
私「日本では食べ物を残さないのが礼儀ですけど朝鮮って逆なんですよね。」
K「いや残しません」
H先輩「だって韓国と違って食料事情悪いじゃん」
K「いや残します」
H先輩「残した物はどうするの。」
K「捨てます。」
そんなこんなで日本や南朝鮮に関することで聞きたい事があればどうぞ、と提案した所「じゃあ帰りに歩きながら話しましょう。」という事になった。
ちなみに地元客2人は何故か生ビールを3杯頼んでいるようだが、終始1滴も飲んでなく気も抜けているように見える。
ここには外国人が1人もいないのでヤラせだとは思えないが、間違ってきたので放置してあるのだろうか。ちょっと不思議に思えた。
なお、この屋台は 常時やっているかというと謎である と答えておく。
夜の平壌を歩く。他の国では当たり前だが、これは一応貴重な体験なのだろう。ちなみに、やはり人はいない。
道を渡ろうとすると十分止まれる位置を走っている車がクラクションを鳴らして突っ込んでくる。この国には交通ルールはないようだ。
渡らず待っていると、とっとと渡ったK安全員が「渡れば間に合ったのに何で渡らないんですか。」と質問をしてくる。
雨も降ってきたし、いい加減うざくなってきたので、質問コーナーに移った。
私「じゃあKさん、日本の事でもテハンミングクの事でも何でも聞いて下さい。」
K「そうですか。じゃあ。」
急に仏頂面のK安全員がニヤリとした。
K「じゃあ聞きます。まず日本人が日本で行方不明になると朝鮮人が誘拐した事にするが何の根拠でそんな嘘をいうのですか。」
たぶん言うなあ、と思ったせりふをそのまま頂いた。通常の観光客なら困るかもしれないが、我々のような●ン板住人には餌をまいてくれたようなものだ。
H先輩「誘拐してない証拠はないだろ。」
K「誘拐した証拠もないでしょ。」
H先輩「犯人の一部が自白してるんだよ。」
K「そんなの作り話でしょ。」
私「確かに誘拐した証拠はないね。南朝鮮が誘拐したかもしれないじゃん。」
…H先輩は2人分の力はある故、盛り上げる為に、とりあえず安全員の味方につく。
K「そうだ、南朝鮮かもしれないでしょ。」
H先輩「だって他の国は情報公開してるの」
私「つまり北朝鮮は他の国みたいに自由に行動できないのでマスコミがかき立てるの。もし、この国が隅々まで自由に観光できればマスコミもかかないよ。」
…思わず、本音をいってしまったらK安全員は納得したのか、なんなのかこの話題を止めてしまった。
K「わかりました。じゃあ、次の質問いきます。」
H先輩&私「どうぞ。」
K「日本はかつて20万人もの朝鮮人女性を従軍慰安婦として戦地へ連れて行ったが、何故日本政府はそんなものは存在しないというのですか。日本人はこの言葉しってますよね。歪曲。わ・い・きょ・く。」
H先輩「あの人達は売春婦だったの。」
K「売春婦って何ですか!」
そんなこんなでホテルへ戻りこの日は終わりました(^^;

